ノーサイド🏉

 スポーツの秋。今年は特にラグビーワールドカップ2019日本大会がたいへん盛り上がり、なかでも日本代表の健闘が光りました。実はこんな私も高校時代はラガーマンだったんですよ。

ラグビー精神と言えば、試合終了の「ノーサイド」。試合終了の瞬間に敵味方の区別がなくなる、という意味。激しい戦いの末、勝負が決まった後は、敵味方互いに握手を交わし、お互いの健闘をたたえ合うのです。

そしてもう一つは、「ワンフォーオール、オールフォーワン」。一人はみんなのために、みんなは勝利という一つの目的のために、という意味です。ラグビーにはポジションによって役割があります。それぞれの役割を果たすためにいろいろなタイプの選手がいます。体格の違い一つとっても一目瞭然です。勝利のためには、まず仲間を信頼し、一人ひとりが自分自身に与えられた役割を果たし、そのうえで体を張って仲間を守りぬく。40年前に必死になって取り組んだことを思い出しながら、胸を熱くしました。

今年も運動会は終わりましたが、子どもたちにもこんな素晴らしいスポーツマンシップの種をまくことができたらと、あらためて思いました。

園長 西村達也